ケージ  ウサギ用のさまざまなケージがあります。ウサギの品種によって、大きさが少しちがいます。ネザーランドドワーフやポリッシュなどの小型ウサギなら、それほど大きなケージは必要ありません。また、レッキスやロップイヤーなどは、成長すると大きくなるので、やや大型のケージにしておくといいでしょう。

エサ  ラビットフードなど、市販されているウサギ用の固形飼料を主食として、ほかにキャベツやニンジン、コマツナ、リンゴなどを与えましょう。タンポポやオオバコの葉も喜んで食べます。野菜や草は、かならず洗ってから与えましょう。

床材  床材には、牧草を使うのが一番です。牧草は、ウサギの食料にもなります。ただし、オシッコやウンチで汚れるので、毎日交換しましょう。

トイレ  ウサギは、トイレをセットしておくと、きちんとその場所を覚えます。最初は、トイレの中に、オシッコのついた牧草や、ウンチを入れて、においをつけておきましょう。

食器  ウサギがかじっても、すぐにこわれてしまわないステンレス製や陶器製のものを選びましょう。

給水器  むかし、ウサギに水をやると死ぬという迷信がありました。しかし、どんな生き物でも、水は絶対に必要です。直接水を飲まなくても、食べ物から水分を補給しています。ウサギが死ぬというのは、おそらく、水をひっくり返して、体が濡れてしまったり、水を飲みすぎて、下痢をしたりして、体調をくずしてしまうことからと思われます。ウサギが水をこぼさないように、ケージに固定する給水器を使いましょう。固形飼料だけを与えている場合には、水をよく飲むので、大きめの給水器にします。どうしても給水器から水を飲まない場合には、ウサギがひっくり返さない、重い食器を使いましょう。また、水分の多いキャベツなどの野菜を与えていれば、ほとんど水なしでもだいじょうぶです。

かぎ  ウサギが自分でケージのとびらを開けることはありませんが、何かのひょうしに開いてしまい、ウサギがどこかに行ってしまわないよう、念のためにかぎをしましょう。

おもちゃ  市販されているわらを束ねたものや、牧草を束ねて自作したものを、おもちゃとして与えましょう。くわえて投げたり、かじったりします。