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自由行動をしているネコの行動学
待ち伏せ態勢をとるネコ
雄同士が出会うと喧嘩になることも

都心部では、すぐに隣近所に侵入してしまうことになります

自由行動中のネコ。首輪やネームプレートは必需品
動物を飼うということ
 本来、ネコの仕事は家の近所のネズミ捕りでした。現在でも、自然豊かな田園地帯では、ネズミやヘビ避けとして飼われているネコは多数います。ネコは繁殖期以外は、それほど遠くには行かない動物ですから、農家のような広いところでは、敷地内で行動することが多いので、役に立つのです。
 しかし、都心部では一戸建てといえども、ネコを自由にさせると、すぐに隣近所に侵入してしまいます。ネコは決まった場所に排泄するので、隣近所の庭などが気に入ると、毎日トイレをしに行きます。そのため、野良猫や外飼いネコの排泄物が問題となっています。
 自由行動しているネコは、感染症や事故に遭う危険、他の人に迷惑をかける可能性があるのです。ネコの安全や健康を守るのと同様、他の人に迷惑をかけない、かけさせないことも飼い主の義務です。最近では、動物愛護法が変更され、飼い主に対する罰則も厳しくなっていますから、自分のネコの行動には責任を持ってください。

繁殖期のネコ
 ネコは恋の季節になると、突然姿を消すことがあります。この傾向は特に雄に顕著です。
 ネコの発情期は春と秋の二回ですが、それほど厳密ではなく、年一回だったり、発情期がずれたりすることもあります。多くの雌は生後半年ぐらいで最初の発情を迎えますが、最初の発情は季節にそれほど関係なく、性成熟するまでの期間で決まるため、季節がずれ込むことが多くなります。雄は発情した雌の臭いをかぐことで発情するため、近所に発情雌がいると反応してしまい、結果として一年中発情しているようなネコもいます。
 発情した雄は雌に惹かれ、縄張りを越えて、ふらふらとさまよい歩き、家出するのです。この家出には個体差があって、ほとんど家から離れない子もいれば、発情の度に1〜2か月も帰ってこないで、家にいることの方が少ないような雄もいます。
 また、発情期の雌は、雄を求めて、赤ん坊が鳴くような大きな声で鳴きまわることもあります。こうした繁殖期の問題行動は、避妊・去勢手術などで予防できるので、最初の発情の前に獣医師に相談しましょう。ネコの体調には注意してください。

野良猫との接触は危険がいっぱい
 自由行動中のネコは、他のネコの排泄物を舐めることや、繁殖期の喧嘩、交尾によって、様々な感染症にかかる危険が増大します。特に、免疫不全をひきおこすネコ白血病ウイルス(FELV)感染症や有効なワクチンのないネコ免疫不全ウイルス(FIV)感染症、ネコ伝染性腹膜炎(FIP)など、命に関わる伝染性疾患は深刻です。
 ネコエイズとも呼ばれるFIVは15年ほど前に突如発生・大流行し、野良猫のほとんどが感染しているような悲惨な状況でした。ところが、伝説のように、ネコには九つの命があるのかと思われるほどの生命力で、その後の数世代で野良猫たちはFIVに対する免疫力を獲得し、このウイルスに生まれながら感染しても、発病しないキャリアーが増えてきたのです。これに対し、純粋種のネコはこの恐ろしい病気に対する免疫力を持っていない無抵抗な状態です。そのため、野良猫と接触すれば、感染し、いきなり命に関わる重篤な症状を引き起こします。
 もちろんワクチンで感染を防げる感染症もありますが、感染症以外にもノミなど寄生虫の危険があります。一見、健康であっても、野良猫や野良の血を受け継ぐネコと純粋種のネコとでは、病気に対する抵抗力が違うため、接触させてはいけません。もし、どうしても一緒に飼育しなければならない場合は、最初は完全に隔離し、互いに獣医師の診察を受けて、感染症にかかっていないことを確認し、ワクチン接種などの予防手段を講じてから会わせましょう。

事故の危険
 動物病院を訪れるネコは、事故によるものが意外に多いものです。最近はマンションのような高層住宅で飼育されているネコも多いため、高いところから落ちる事故も多いのです。事故の他、盗難や迷子もあります。人によく馴れていて、目立つ純粋種は外出させないに越したことはないでしょう。特に交通事故に関しては、室内で飼育していれば、ほぼ100パーセント防ぐことができるのですから。
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